TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 終盤は戻り売りで上げ幅縮小。新規上場のコクサイエレクが急騰
速報・市況2023年10月25日

☆[概況/大引け] 終盤は戻り売りで上げ幅縮小。新規上場のコクサイエレクが急騰

大引けの日経平均は207円高の3万1,269円、TOPIXは13ポイント高の2,254ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は976、下落銘柄数は630。出来高は12億6,362万株、売買代金は3兆1,379億円。
日経平均は続伸となり、一時404円高(3万1,466円)となった。
前日の米国株高に加えて、中国が年内に国債を1兆元(約20兆円)を追加発行し、夏に発生した洪水の災害復旧復興支援に充てることが好感され、香港株が買われたことも寄与した。
加えて、本日、新規上場したKOKUSAI ELECTRICが急騰したことも好感された。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、KOKUSAI ELECTRICについて、「半導体価格は遠からず持ち直すとみられ、タイミングも申し分ない。投資家はこのチャンスに乗ることを考えてみてはどうだろう」と伝えた。
ただ、日経平均は戻り売りに押され、終盤は上げ幅を縮めた。
月末の日銀金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール政策の再修正観測から銀行株が上昇した。
その他、商社が高い。
米RTXの決算説明会で、傘下のP&Wの航空機エンジンに新たな悪材料が出なかったため、IHIや三菱重工が買われた。
ニデックは続落となり、オービック(4684)は上期2ケタ増益だったが織り込み済みで下落した。

業種別上昇率上位は石油、銀行、輸送用機器、卸売、機械で、下落率上位は精密、陸運、水産農林、医薬品、サービス。(W)

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