大引けの日経平均は227円安の3万7,799円、TOPIXは2ポイント高の2,815ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,051、下落銘柄数は524。出来高は20億628万株、売買代金は4兆8,465億円。
米エヌビディアの下落でアドバンテストが売られ、マイクロソフトが米欧のデータセンター計画から撤退のレポートで、データセンター関連のフジクラと武蔵精密が安い。
トランプ政権による自動車関税で自動車株が下落した。
野村証券によると関税の影響が大きいのはGM、マツダ(7261)、ステランティスだという。GMはメキシコからの輸入が多く、マツダもメキシコでの生産比率が最も高いメーカーの1つ。ステランティスはグループPSA(仏プジョー)とフィアット(イタリア)・クライスラー(米)が2021年に対等合併し誕生した。
ただ、相場全体は本日から明日にかけパッシブ運用による配当落ち分のヘッジ買い(先物約1.8兆円)が期待できるという見方で、日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは大引けで小幅高となった。
一方、富士通はCLSAによる投資判断引き上げで上昇した。
大阪ソーダは肥満症治療薬向けのシリカゲル増産計画で高い。
トプコンは、投資ファンドのKKRによる買収の合意が近付くとの報道を好感した。
山梨中銀は会見を通知したため、地銀再編期待で買われた。
SOMPOなど保険が高い。
業種別下落率上位は非鉄、輸送用機器、その他製品、石油、海運で、上昇率上位は保険、銀行、食品、陸運、水産農林。(W)