大引けの日経平均は101円高の2万7,257円、TOPIXは3ポイント高の1,905ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,148、下落銘柄数は607。出来高は9億5,704万株、売買代金は2兆3,727億円。
米国株続伸を受け日経平均も続伸。ソフトバンクグループが買われ、東京エレクトロンは安値圏から5日続伸。
セブン&アイ(3382)はゴールドマン・サックス証券がコンビクションリストに追加したことで上昇した。商品粗利が改善傾向でコスト効率改善が期待できるため、2024年2月期以降の営業増益の確度は上昇したと指摘。
九州電力が原発再稼働の前倒しを発表し、他の電力株も高い。
米ロッキード・マーチンが決算好感で上昇したため、ジャムコと三菱重工に連想買いが入った。
一方、海運大手はみずほ証券の格下げで小幅安となった。今期の経常利益は予想を下回り、株主還元拡充への期待度が低下すると予想していることが理由。
自転車部品のシマノは欧州売上高比率が高いが、欧州景気失速を警戒したゴールドマン・サックス証券が投資判断を「売り」に引き下げたため下落した。
クレディセゾンは村上世彰氏が関わる投資会社のシティインデックスイレブンスが保有株の一部を売却したことが判明し、大幅安となった。
その他、中国のゼロコロナ政策継続で、インバウンド関連のマツモトキヨシやエアトリは売られた。
業種別上昇率上位は電力ガス、倉庫運輸、不動産、情報通信、紙パルプで、下落率上位は鉱業、その他製品、医薬品、海運、ノンバンク。(W)