大引けの日経平均は275円安の3万682円、TOPIXは9ポイント安の2,152ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は603、下落銘柄数は1,134。出来高は12億4,322万株、売買代金は3兆1,884億円。
日経平均は続落。中国の感染拡大を受けて、コーセーや資生堂、良品計画が売られ、インバウンド関連のオリエンタルランドや日本航空、JR東海も安い。
日本ケミコンは米国で損害賠償訴訟の評決が出たためストップ安となった。
一方、トヨタは反発し、レーザーテックは7日続伸。
ソシオネクストは野村証券が目標株価を引き上げた。開発体制の変更による効率化改善やプロジェクト規模大型化等で収益性が向上していると解説。
中国電力の今期業績予想と復配計画を受けて、他の電力株も買われた。
トプコン(7732)はバリューアクト・キャピタルによる保有判明で注目された。バリューアクト・キャピタルはセブン&アイに対して、イトーヨーカ堂を分離し、セブンイレブンへの集中を求めているため、トプコンに対しても経営改善要求が出てくると思惑視された。
なお、セブン&アイの株主総会は5月25日で、バリューアクトは社長と副社長の再任に反対しているが、バリューアクトの株主提案が成立すれば、外国人投資家の日本株買いが更に増える可能性があるとみずほ証券では解説している。
業種別下落率上位は空運、陸運、サービス、小売、繊維で、上昇率上位は鉱業、電力ガス、輸送用機器、石油、鉄鋼。(W)