大引けの日経平均は903円高の3万9,829円、TOPIXは19ポイント高の2,740ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は658、下落銘柄数は955。出来高は22億4,955万株、売買代金は5兆6,354億円。
24日の中国人民銀行の広範囲な金融緩和に続き、中国共産党中央政治局が積極財政推進の方針を示したため、ダイキンやファナック、資生堂など中国関連が続伸となった。中国景気刺激策で非鉄市況が上昇したため、東邦亜鉛も高い。
自民党総裁選の結果待ちで、日経平均は前引けにかけて鈍化したが、日銀の追加利上げに反対している高市氏を有望視し、円安が進行したため、後場は上げ幅が拡大した。
前日はみずほ証券による投資判断の引き下げで敬遠されたレーザーテックが上昇。
東京エレクはインド参入を好感。
日銀に対する追加利上げ牽制への期待で、住友不動産(8830)などの不動産株も買われた。
一方、サウジアラビアがシェア回復目指し増産方針と報じられ、原油安となったため、石油関連は安い。
業種別上昇率上位は精密、機械、不動産、化学、電機で、下落率上位は銀行、石油、紙パルプ、鉱業、鉄鋼。(W)