TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 金利上昇で保険が買われ、円安で自動車が高い。M&A仲介各社は規制強化警戒で急落
速報・市況2024年6月10日

☆[概況/大引け] 金利上昇で保険が買われ、円安で自動車が高い。M&A仲介各社は規制強化警戒で急落

大引けの日経平均は354円高の3万9,038円、TOPIXは27ポイント高の2,782ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,327、下落銘柄数は286。出来高は13億2,952万株、売買代金は3兆3,195億円。
日経平均は反発。米国金利上昇を受けて日本の長期金利も上昇したため保険株が買われた。
1ドル=157円台の円安を受けて自動車株や非鉄株も高い。レーザーテックやソシオネクストも買われ、日立は2027年をめどに生成AI(人工知能)を使って新たなサービスを開発できる人材を5万人規模で育てることが好感された。
三菱製紙は有配で低PBR銘柄として物色され大幅続伸。
一方、「FACTA ONLINE」が6月9日に、M&A仲介業者には殆ど規制がないため、中小企業の事業承継に絡むトラブルが続出しており、事態を重く見た中小企業庁は、今秋にもガイドラインを見直し、規制強化に動き出す構えと報じた。「利益相反」「高額手数料にメス」と伝えたため、M&A総研(9552)やストライク、M&Aキャピタルなど仲介各社は急落した。

業種別上昇率上位は保険、石油、倉庫運輸、非鉄、輸送用機器で、下落は海運。(W)

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