大引けの日経平均は27円高の3万9,276円、TOPIXは12ポイント安の2,740ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は327、下落銘柄数は1,280。出来高は18億9,737万株、売買代金は4兆2,927億円。
日経平均は前日の大幅高の反動で前場は反落した。
だが、一部の海外メディアが日銀は12月会合で利上げ見送りの観測を報じたため円安に向かい、日経平均は小幅高に戻した。
三菱重工など防衛関連は3日続伸。
東京計器(7721)は大和証券が「中小型防衛関連銘柄」のレポートで新規に強気判断を示したため大幅高となった。航空自衛隊の航空機に搭載されるレーダー警戒装置と、艦船や潜水艦に使われる慣性航法装置の国内シェアは100%に近い。防衛省が防衛予算を増やしていることと防衛省の方針変更(コスト上昇分を価格に反映させるなど)により受注採算も改善していると大和証券では推察。
良品計画や三越伊勢丹など小売が買われた。
反面、みずほなどの銀行株は下落した。
JR九州は来年4月に初乗り運賃を170円→200円に引き上げると発表したが、JR東日本は150円→160円への引き上げ検討で、小幅なことが失望された。
業種別上昇率上位は小売、その他製品、石油、鉱業、倉庫運輸で、下落率上位は銀行、電力ガス、金属、陸運、建設。(W)