TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 香港株続落を受け大台割れ。海運と中小型グロース株は買われ、旅行関連と不動産は利食い売り
速報・市況2022年10月24日

☆[概況/大引け] 香港株続落を受け大台割れ。海運と中小型グロース株は買われ、旅行関連と不動産は利食い売り

大引けの日経平均は84円高の2万6,974円、TOPIXは5ポイント高の1,887ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は904、下落銘柄数は858。出来高は10億3,097万株、売買代金は2兆6,027億円。
先週末の米国ではFRBが11月のFOMCで今後の利上げ幅縮小に関して議論するとの見方が報じられ、米国株が大幅反発となったため、週明けの日経平均も朝方一時418円高の2万7,308円まで買われた。
しかし、米ナスダックが一部中国企業の上場後の暴騰・暴落を調査するため、少なくとも4社の小規模な中国企業の新規株式公開(IPO)手続きを停止させていると報じられたことを受けて、香港株が大幅続落となったため、日経平均は伸び悩み、大引けにかけて2万7,000円を割り込み、本日の安値で取引を終えた。
コンテナ船運賃の下げ止まり期待で海運株が上昇した。
その他、SHIFT(3697)やラクスやSansanなど中小型グロース株が高い。
一方、JR各社など旅行関連と不動産株は利益確保の売りに押された。
西松屋チェーンは10月度の既存店売上高は前年同月比18.5%増と好調だったが、輸入品が多いため、円安による仕入れ価格上昇の悪影響が警戒され下落した。

業種別上昇率上位は海運、非鉄、機械、ゴム、電機で、下落率上位は不動産、陸運、小売、紙パルプ、食品。(W)

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