TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 高寄り後、ロシアに対する追加制裁の影響を警戒し伸び悩み。ソフトバンクGとファストリは高いが、金融や海運、商社は下落
速報・市況2022年4月5日

☆[概況/大引け] 高寄り後、ロシアに対する追加制裁の影響を警戒し伸び悩み。ソフトバンクGとファストリは高いが、金融や海運、商社は下落

大引けの日経平均は51円高の2万7,787円、TOPIXは4ポイント安の1,949ポイント。東証プライム市場の値上がり銘柄数は953、値下がり銘柄数は808。出来高は11億5,544万株、売買代金は2兆6,678億円。
米国株続伸を受けて、日経平均は高寄りしたが、ロシアに対する追加制裁の影響が警戒され上げ幅を縮めた。小幅安となる場面もあった。
ただし、時価総額が大きい、三菱UFJやオリエンタルランド、信越化学、三菱商事などが売られたため、TOPIXは小幅安だった。
こうした中で、ソフトバンクグループとエムスリーが続伸となった。
ファーストリテイリング(9983)は3月度の国内ユニクロの既存店+Eコマースが前年同月比10.7%減収だったが、株価は反発した。
クレディ・スイスの解説によると、2023年8月期には事業利益でグレーターチャイナ(中国、香港、台湾)のユニクロ事業が、国内ユニクロ事業を超過するとみているので、株式市場の関心は、国内ユニクロ事業の月次販売だけなく、グレーターチャイナのユニクロ事業の業績動向にも着実に広がっていくと予想している。
楽天は楽天モバイルが自社回線への切り替えが好感された。
しまむらは好決算で、中期経営計画の営業利益目標を初年度で達成したために急騰した。
一方、海運やメガバンク、保険、商社が売られた。
大平洋金属の下げも目立つ。
豊田合成と武蔵精密はみずほ証券の格下げが響いた。

業種別上昇率上位は鉱業、陸運、小売、サービス、精密で、下落率上位は保険、海運、銀行、電力ガス、鉄鋼。(W)

関連記事