大引けの日経平均は175円高の2万7,602円、TOPIXは15ポイント高の1,993ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,458、下落銘柄数は330。出来高は10億1,953万株、売買代金は2兆4,260億円。
米国株高を受けて、日経平均は高寄りしたが、今晩の米国で1月の消費者物価の発表が控えているため、上げ幅を縮めた。
シチズン(7762)は発行済株式数の4分の1を上限とした大規模な自社株買い計画を発表したためストップ高となった。
レーザーテックや川崎汽船、任天堂、ルネサスエレクトロニクスが買われ、日本製鉄とロート製薬は野村証券による目標株価の引き上げが好感された。
リチウムイオン電池のセパレーターを生産しているダブルスコープは、顧客の大幅な需要増加に対応するために、韓国子会社の生産設備で製膜ラインの生産量向上に向けた工事を行うが、工事に伴い、製造の一時停止や工事費用と顧客の製品品質認証手続きに係る費用発生を見込んでいる。その影響で今期営業減益計画のため急落した。
光学薄膜装置のオプトランは、第4四半期は受注がスマートフォン市場減速による影響を受けたが、今期の業績予想がアナリスト予想を下回ったため、ストップ安となった。
業種別上昇率上位は鉄鋼、食品、金属、その他製品、機械で、下落はサービス。(W)