TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 1ドル=139円台半ばの円高を受け下落。半導体関連と商社、医薬品が売られ、ソフトバンクGとメガバンク、小売は買われた
速報・市況2023年7月12日

☆[概況/大引け] 1ドル=139円台半ばの円高を受け下落。半導体関連と商社、医薬品が売られ、ソフトバンクGとメガバンク、小売は買われた

大引けの日経平均は259円安の3万1,943円、TOPIXは14ポイント安の2,221ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は464、下落銘柄数は1,313。出来高は13億2,486万株、売買代金は3兆3,989億円。
1ドル=139円台半ばの円高を受けて、日経平均は一時411円の3万1,791円となった。
7月27日~28日の日銀金融政策決定会合で、長短金利操作(=イールドカーブ・コントロール)微調整への思惑が再燃し、巻き戻し的な円高と株安が進行している。
加えて、本日の米国で発表される6月の消費者物価の上昇圧力が鈍化していると、FRBによる引き締め圧力も後退するという見方も円高に拍車を掛けた。
レーザーテックや東京エレクトロンなどの半導体関連と三菱商事を始めとした商社株やエーザイやそーせいなどの医薬品株が安い。
ハニーズは今期減益予想で下落した。
一方、ソフトバンクグループ(9984)とソフトバンクが買われた。
ロイターが、通信大手ソフトバンクは、傘下の決済アプリ企業PayPay(ペイぺイ)の上場先について、米国市場を軸に検討していることが分かったと報じた。
ソフトバンクは傘下のZホールディングスと共に22年10月にPayPayを連結子会社化し、両社で69.8%の株式を保有する。残りはソフトバンクグループのビジョンファンド2が持つと伝えている。
日銀のイールドカーブ・コントロールの修正思惑でメガバンクは高い。
ローソンは好決算でストップ高となり、ニトリは円高メリットで買われた。

業種別下落率上位は卸売、医薬品、電機、機械、保険で、上昇率上位は鉱業、銀行、水産農林、小売、海運。(W)

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