大引けの日経平均は250円高の3万93円、TOPIXは6ポイント高の2,133ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は759、下落銘柄数は1,007。出来高は14億2,804万株、売買代金は3兆3,542億円。
日経平均は2021年9月以来の3万円回復となった。
前日の米国株は反落したが、岸田首相が18日に海外半導体メーカーの首脳らと官邸で面会し、投資を要請する予定と報じられたため、レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体製造装置や検査装置メーカーが買われた。
レーザーテック(6920)とソフトバンクグループは昨年11月に高値を付けた後、調整していたが、6カ月間の制度信用取引の絶対期日が明けたことから需給が軽くなったきたという見方もある。
三菱UFJは決算説明会で今期ROE7.5%の達成に向けた強いコミットメントが感じられたことや、今回は自己株式取得が見送られたが、中間決算時には自己株取得の再開が期待されたため上昇した。
4月の訪日外客数の発表を前に、日本航空や三越伊勢丹などインバウンド関連が買われた。
調剤薬局大手のクオールHDは、ジェネリック医薬品の第一三共エスファを子会社化すると発表し、業容拡大期待から一時ストップ高となった。
一方、中国景気に対する不安感から安川電機とTHKは売られ、海運や非鉄、鉄鋼も安い。
業種別上昇率上位は空運、紙パルプ、保険、陸運、銀行で、下落率上位は海運、石油、非鉄、鉄鋼、精密。(W)