TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 799円高。半導体投資5兆円計画が寄与し、後場は米共和党綱領にトランプ減税恒久化でさらに騰勢を増した
速報・市況2024年7月9日

☆[概況/大引け] 799円高。半導体投資5兆円計画が寄与し、後場は米共和党綱領にトランプ減税恒久化でさらに騰勢を増した

大引けの日経平均は799円高の4万1,580円、TOPIXは27ポイント高の2,895ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,098、下落銘柄数は473。出来高は17億997万株、売買代金は4兆4,725億円。
日経平均は高騰。日本の主要半導体8社の2029年までの設備投資が合計で5兆円規模と報じられ、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体製造装置や検査装置が買われたことが寄与した。
前引けは606円高だったが、米共和党の綱領にトランプ減税の恒久化が盛り込まれたことを受けて、後場はさらに騰勢を強め一時988円高の4万1,769円となった。
日立(6501)はJPモルガンが目標株価を3,200円→4,400円に引き上げたことに刺激を受けた。
解説によると、デジタルソリューションプラットフォーム「Lumada」がDX(デジタル化)を背景に拡大しており、送配電事業は売上換算で2年強の受注残を抱えていることから、JPモルガンでは、今後3年の調整後営業利益を年率13%成長と予想した。
米コーニングは光接続部品が好調で業績予想を上方修正したためフジクラなどに連想買いが入った。
一方、防衛関連として買われてきた三菱重工は12日ぶりに反落となった。
サイゼリヤが3日続落。ここ2年、干ばつと熱波に見舞われたスペインやイタリア、ギリシャなどの地中海沿いの国々では、オリーブの収穫高が激減している。そのため、オリーブオイルの供給が不足し、価格も世界中で高騰しているので、サイゼリヤに対しては原料高と警戒されている。

業種別上昇率上位は電機、非鉄、精密、情報通信、化学で、下落率上位は海運、鉱業、銀行、石油、ゴム。(W)

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