TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 9日ぶりに小反落。海運や格下げされたニデックが売られ、ソシオネクストや保険と銀行が高い
速報・市況2023年4月19日

☆[概況/大引け] 9日ぶりに小反落。海運や格下げされたニデックが売られ、ソシオネクストや保険と銀行が高い

大引けの日経平均は52円安の2万8,606円、TOPIXは0.5ポイント安の2,040ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は639、下落銘柄数は1,081。出来高は9億4,380万株、売買代金は2兆3,673億円。
日経平均は9日ぶりに小反落。海運やキーエンス、安川電機が売られ、ニデック(旧・日本電産)はSMBC日興による投資評価引き下げで下落した。
xEV(電動車)関連業界は「多産」から「多死」の局面を迎えつつあると述べ、ニデック(6594)が従来強みを発揮したHDDモーターと異なるモジュールビジネスモデルで勝ち切れる予想を現時点で織り込むのは困難と解説している。
アルバイト情報「バイトル」のディップは野村証券による目標株価引き下げが響いた。顧客の飲食業界は営業時間短縮を継続するなど回復進展が遅く、従来予想よりも回復に時間を要すると判断した。
一方、ソシオネクストはSBI証券の新規「買い」判断に続き、野村証券が目標株価を増額し4日続伸となった。共に、複数の異なる機能の半導体を一つのチップに集約した半導体である「SoC(システム・オン・チップ)事業」の成長性を評価している。
3月訪日外客数の発表を控え、京成などインバウンド関連に買いが入った。
パチンコ市場の回復期待でマースグループなども高い。
その他、東京海上などの保険株とメガバンクが上昇し、住友鉱山は全固体電池用正極材料などの開発に向け、電池研究所第2開発棟を建設する計画で反発した。

業種別下落率上位は精密、海運、紙パルプ、金属、その他製品で、上昇率上位は保険、銀行、鉱業、鉄鋼、空運。(W)

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