大引けの日経平均は120円安の2万7,011円、TOPIXは4ポイント安の1,891ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は917、値下がり銘柄数は1,160。出来高は10億3,347万株、売買代金は2兆6,676億円。
今晩のFOMCを控え、値がさハイテク株が売られた影響で、日経平均は10時半過ぎに一時272円安の2万6,858円まで下落したが、その後は下げ幅を縮めた。
IMFの2022年の世界経済見通しで、各国が下方修正された中で、日本は上方修正されたことが押し目買い要因となった。
しかし、日本電産の調整は続き、ファナックも売られた。
メルクがコロナ予防薬を年内申請方針で、開発中の塩野義製薬は下落した。
出光興産(5019)は出資するベトナムのニソン製油所が財政難により、2月に稼働を停止する可能性があると報じられたことで急落した。
一方、任天堂は野村証券がレーティングを「Buy」で再開したことで物色された。
米エヌビディアが英アームの買収を断念するとの観測を受け、ソフトバンクグループはアームの新規株式公開を準備と報じられたことで、買われた。
ディスコは好決算で反発。
スズキは、インド子会社が減益決算だったが、24万台以上の未処理受注があるため、今後の業績改善期待で買われたことを受けて、上昇した。
業種別下落率上位は石油、紙パルプ、繊維、ゴム、食品で、上昇率上位はその他製品、精密、保険、鉄鋼、海運。(W)