TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FOMC発表待ちで反落。海運が売られ、人手不足による工期3割延長でマンション関連が安い。アップル関連は上昇
速報・市況2024年6月12日

☆[概況/大引け] FOMC発表待ちで反落。海運が売られ、人手不足による工期3割延長でマンション関連が安い。アップル関連は上昇

大引けの日経平均は258円安の3万8,876円、TOPIXは20ポイント安の2,756ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は619、下落銘柄数は955。出来高は15億127万株、売買代金は3兆3,653億円。
米FOMCの結果待ちで様子見姿勢から日経平均は反落した。
ガザ停戦案でフーシ派による船舶攻撃が沈静化という見地から海運株が売られた。
円安デメリットの紙パルプと、人手不足でマンション工期が3割伸びたという報道で野村不動産(3231)や三菱地所などの不動産株も安い。
一方、AI半導体向けにグラインダやダイサの売上拡大が期待されているディスコは堅調。
米国でアップルがAI新機能により次世代iPhoneの買い替えサイクルが促進される可能性があるという見方から買われ最高値を更新したため、アップル関連としてTDKと村田製作も高い。
有機EL関連の保土谷化学も上昇した。保土谷化学は、2024年春モデルから有機EL搭載となったiPad Pro向けに有機EL材料が拡大しており、2027年3月期以降にはMacBookの有機EL化も追い風になると期待されている。

業種別下落率上位は紙パルプ、証券、海運、不動産、精密で、上昇は石油、鉱業。(W)

関連記事