12時41分時点の日経平均は245円安の3万8,881円、TOPIXは19ポイント安の2,757ポイント。
第一生命経済研究所では、FOMCメンバーによる政策金利予測について、3月時点で年内3回の利下げ計画(中央値)が示されていたものが、6月には2回ないしは1回へと下方修正される公算が大きいと解説。
現時点におけるFF金利先物が年内1.6回分の利下げを織り込んでいることを踏まえると、2回であれば市場参加者の概ね想定通り、1回であればややタカ派な印象に映るだろうと述べている。
日銀金融政策決定会合については、現在6兆円程度とされている長期国債の買入れについて、その減額方針が示されると予想している。
仮に6月会合が完全なる現状維持だった場合、為替市場では円安の進行が予想され、円安急進を招いた4月26日の二の舞を演じてしまう可能性がある。
「骨太の方針」で円安対策が大きく取り扱われることもあり、現状維持の選択肢は取りにくいだろうと解説している。
国連の安全保障理事会が10日に、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦案の履行を求める決議案を採択した。
停戦が合意されれば、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海で船舶攻撃も沈静化するという見方から、11日にデンマークのAPモラー・マークスが売られため、12日の東証でも日本郵船などの海運株が下落している。
一方、米エネルギー情報局が2024年の石油の需要見通しを上方修正したため、NY原油先物が続伸となり、ENEOSが高い。
村田製作が年初来高値を更新した。
業種別下落率上位は紙パルプ、海運、精密、証券、医薬品で、上昇は石油、鉱業、金属、倉庫運輸。(W)