12時37分時点の日経平均は205円高の3万7,024円、TOPIXは16ポイント高の2,710ポイント。
春闘の賃上げを受けて、日銀による利上げ期待が抱かれ、銀行株が買われているが、利上げ警戒で日経平均は上げ幅を縮めた。
ただ、野村総研では春闘の賃上げ率は日銀にとって「オントラック(想定通り)」の状態のため、追加利上げを後押しする材料の一つではあるものの、追加利上げのタイミングの決定に大きな影響を与えないだろうと予想している。
米国経済の下振れリスク、円安修正の進展、物価高による個人消費の下振れなどを背景に、日銀の次の利上げ時期は今年9月、仮に前倒しされるとしても7月になるとみている。
防衛関連が続伸している。
ゼンショー(7550)はすき家で値上げを発表したため、採算改善期待で買われた。
メディカル・データ・ビジョンとメドレーが安い。
業種別上昇率上位は保険、石油、銀行、鉱業、その他製品で、下落は空運、輸送用機器、食品。(W)