12時41分時点の日経平均は111円高の3万6,326円、TOPIXは11ポイント高の2,590ポイント。
米国大統領選挙候補者討論会は日本時間では11日午前10時に始まる。
6月の討論会ではバイデン大統領が言葉に詰まり、選挙戦からの撤退に追い込まれるきっかけとなった。
ハリス副大統領は法人税率を21%→28%と引き上げる方針。
トランプ前大統領は前政権時に法人税率を35%→21%と引き下げたが、9月5日に、政権奪取時に15%への引き下げを目指すと発言した。
一方、トランプ氏が大統領に返り咲いた場合、輸入関税引き上げと移民政策厳格化により、米国経済は来年打撃を受けるとゴールドマン・サックスでは予想。
ハリス副大統領が当選し、上下両院も民主党が多数をなった場合が米国経済に最も大きな恩恵があると解説している。
新規支出と中間所得層の税額控除の拡大が、法人税引き上げによる投資減少を補うと想定。
後場の日経平均は上昇。
西武HD(9024)が上げ幅を拡大。宿泊価格の上昇で旅行需要は伸びなくなっているが、通勤や買い物への移動は好調なため、物色が西武や小田急などの私鉄に向っている模様。
9月上旬に不動産価値向上の提案を募集した経緯のあるサッポロが最高値を更新した。
一方、メルカリは利食い売りで反落。
川崎重工は6日続落となっている。
業種別上昇率上位は陸運、銀行、水産農林、サービス、空運で、下落率上位は医薬品、ゴム、海運、繊維、鉱業。(W)