12時45分時点の日経平均は103円高の3万9,261円、TOPIXは6ポイント高の2,740ポイント。
中国共産党中央政治局の12月9日の会議について、SMBC日興証券は昨年12月8日に発表された内容と比べると、「住宅市場と株式市場を落ち着かせる」という表現が新たに追加されており、住宅市場と株式市場に言及した点は特筆されるという。
他方、昨年にはあった「高水準の科学技術の自立・自強を推進」という文言が削除された点は、来年2月に米国で第2次トランプ政権が発足することを見据えた上で、半導体などの
先端分野における中国の技術開発に対する米国の警戒感を和らげようという意図を窺えるとのこと。
後場の日経平均は前引けに比べて若干上げ幅が拡大した。
日本板硝子(5202)は一般的な板ガラスの製造工程で発生する端材を活用したガラス素材を開発したと報じられたことで高い。
若築建設が3月に付けた年初来高値を前場に更新した。
みずほ証券が建設業界は低PBRや政策保有株式の大きさから、アクティビストから目を付けられやすいと解説したため、物色が波及した模様。
一方、幸楽苑は公募増資の発表で大幅安。
業種別上昇率上位は鉄鋼、卸売、輸送用機器、電機、精密で、下落率上位はその他製品、非鉄、保険、医薬品、証券。(W)