12時42分時点の日経平均は72円高の3万9,585円、TOPIXは3ポイント高の2,785ポイント。
野村証券では1月29日までに発表された決算について、東証プライム上場の2・3月本決算企業1,207社のうち138社が公表した段階だが、除く金融・公益ベースで前年比4.9%増収、同1.0%営業増益、同9.5%経常増益、同2.0%最終増益と増益基調が継続していて、通期会社予想は上方修正が優勢だという。
なお、小売や食品などは増収減益となっており、BtoC分野では「値上げ疲れ」が出ていることも示唆されると述べている。
全般的に決算を通過することで株価がやや上向く傾向もみられることから、決算への警戒感が高い分、ノーサプライズでも安心しやすいと解説した。
後場の日経平均は前引けに比べて若干小じっかり。
商船三井と富士紡(3104)は配当予想を増額。
アンリツは30日に発表した自社株買い計画で高い。
TOTOは半導体製造装置向けに、シリコンウエハーを固定しつつ、ウエハー温度を均一に制御する「静電チャック」を手掛けているが、次世代品を開発して「後工程」に進出すると報じられたことで買われている。
一方、野村総研は上げ幅を縮めた。
サイバーエージェントが反落し、前場に比べて下げ幅を広げた。
業種別上昇率上位は非鉄、海運、証券、電機、金属で、下落率上位は不動産、ゴム、その他製品、倉庫運輸、保険。(W)