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速報・市況2024年11月21日

☆[概況/後場寄り] 対中規制のある半導体関連からAIデータセンター関連に乗り換えの動き

12時36分時点の日経平均は278円安の3万8,073円、TOPIXは8ポイント安の2,690ポイント。
日経平均は3万8,000円近辺で安値圏低迷。
ファーストリテイリングが売られ、アドバンテストなどの半導体関連の下落も影響している。
一方、データセンター向け光ファイバーのフジクラや住友電工(5802)、古河電工は買われている。
エヌビディアの8~10月期決算で、生成AIのデータ処理などを行うデータセンター向けの売上高が2.1倍の約308億ドルと好調で、アナリスト予想の288億ドルを上回ったことが支援材料。

半導体製造装置は対中規制の悪影響を受けるが、AI向けデータセンターの建設は続くため、半導体関連から光ファイバー関連に物色がシフトしている様子。

武蔵精密(7220)は子会社の武蔵エナジーソリューションズが、ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)を生産していて、データセンターからの引き合いが急増しているため、株価の上昇が続いている。
ハイブリッドスーパーキャパシタは、正極に電気二重層キャパシタと同じ活性炭を、負極にリチウムイオン電池と同じ炭素を使用しており、高い出力密度とエネルギー密度を両立した次世代の蓄電デバイス。
データセンターでは電力負荷問題が深刻化するため、2026年3月期からAI用データセンター向けにHSC供給が本格化すると見られている。

日産自動車をアクティビストのエフィッシモキャピタルやオアシスマネジメントが買った影響で、日産車体が物色され、年初来高値を更新した。

業種別下落率上位は鉱業、精密、小売、機械、不動産で、上昇率上位は非鉄、銀行、ゴム、繊維、ノンバンク。(W)

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