12時37分時点の日経平均は23円安の3万7,651円、TOPIXは12ポイント安の2,791ポイント。
米国FOMCが3月19日に量的引き締めのペースを減速させることを決めたことを受けて、19日の米国株式市場は反発した。
これに対して、サマーズ元米財務長官は、2022年の英国のトラスリスクが発生する危険の抑制を意図したFRBの政策と解説した。
英国では2022年に財源を確保しないまま大型減税案などを発表したトラス保守党政権が財政不安を引き起こし、英国債とポンド相場が急落する危機を招いた。
トランプ政権でも財源の手当てなしに減税を発表するリスクがあり得るに対して、FRBが予防線を張ったという見方だ。
後場の日経平均は小幅安。
スズキやミネベアミツミ、SMCが売られた。
トランプ政権の相互関税で新興国など海外経済が悪化するリスクが警戒されている。
千葉銀行が安い。
一方、良品計画は上げ幅を拡大。
太陽HD(4626)はROE改善に向け、少なくとも2028年3月期まで連結総還元性向100%を目安とすると発表したため買い気配の始まり。
業種別下落率上位は銀行、卸売、機械、紙パルプ、金属で、上昇率上位は海運、医薬品、小売、繊維、情報通信。(W)