12時36分時点の日経平均は141円高の3万7,893円、TOPIXは19ポイント高の2,815ポイント。
3月末の配当や株式分割、株主優待の権利取りは3月27日が最終日で、28日は権利落ちとなる。
大和証券では、日経平均の配当落ちは307円、TOPIXは30.2ポイントと予想している。
配当金は5月から6月にかけて行われる株主総会後に支払われるが、その間、企業に現金を預けている形となるため、機関投資家はその分を先物で事前に買い建てて指数との連動制に努める。
パッシブ連動資産が全て配当落ちに伴う先物買いに動いた場合、日経平均先物で2,000億円強、TOPIX先物で1兆2,000億円強の配当落ちによる買い需要と予想している。

三菱UFJやソニーグループが買われ、東京ガス(9531)が高い。
東京ガスは今期は4月と10月、1月に自社株買いを発表しており、3回目は2月5日から3月末までの期間となっている。
武田が昨年来高値を更新した。
レーザーテックが売られ、コニカミノルタが下げ幅を広げた。

業種別上昇率上位は銀行、鉱業、その他製品、医薬品、非鉄で、下落率上位は金属、輸送用機器、保険、海運、不動産。（W）