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速報・市況2024年7月18日

☆[概況/後場寄り] 輸出関連が売られ、トランプ関連でクレハが上昇

12時44分時点の日経平均は893円安の4万207円、TOPIXは35ポイント安の2,880ポイント。
三井住友DSアセットマネジメントの解説によると、米国の民主党ではトランプ氏の再選を阻止するため、新しい大統領候補を模索する動きが続いているが、最有力候補のカマラ・ハリス副大統領は度々パワハラ疑惑が報じられ、実際に秘書やスタッフがこれまで大量に離職していることもあり、人物像に疑問符がつくため、トランプ氏に対抗できそうもないことから、マーケットでは「トランプ当確」を織り込む「トランプトレード」が勢いを増しているという。
トランプ氏がドル高是正の意向を示したことで、円高に振れ、東証では輸出関連が安い。
反面、電力ガスや食品、紙パルプなど円高メリット株が買われている。
9月の自民党総裁選に立候補する可能性がある河野デジタル相は、17日に円の価値を高め、エネルギーや食料品のコストを引き下げるために政策金利を引き上げるよう日本銀行に求めた。
これを受け、国内の長期金利が上昇したため、銀行株が小幅高となっている。
トランプ政権になるとシェールオイル掘削が活発になるという見方から、シェールオイル掘削器具に使用するPGA樹脂を生産しているクレハ(4023)が高い。

業種別下落率上位は精密、電機、機械、非鉄、輸送用機器で、上昇率上位は水産農林、食品、電力ガス、紙パルプ、倉庫運輸。(W)

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