12時42分時点の日経平均は365円安の3万8,207円、TOPIXは23ポイント安の2,664ポイント。
来週の日銀金融政策決定会合で利上げを行うという見方は増えているが、本日の長期金利が低下したため、銀行株は売られている。
昨年7月に日銀は利上げを発表した時に会見で植田総裁は「実質金利は非常に深いマイナスにある」と発言したため、市場では今後も利上げが続くと警戒された。
しかし、実際には9月、10月、12月と利上げは実施されなかった。
日銀は利上げで円安に対抗することを放棄したという見方も一部で出ている。
来週の金融政策決定会合で利上げを実施した場合、その後の決定会合は3月、4月、6月と続くが、植田総裁が先行きの利上げに対してどのような見方を示すかが注目されている。
1月に利上げを実施した後は、しばらくの間、追加利上げがなそうという予想から本日は金利が低下した。
アップルが中国でiPhoneの販売に苦戦しているという見方からTDKが安い。
DeNAやデジタルアーツが下落。
一方、ネクセラファーマ(4565)はみずほ証券による目標株価の引き上げで買われた。
業種別下落率上位はその他製品、保険、銀行、繊維、鉱業で、上昇は鉄鋼、電力ガス、証券、紙パルプ。(W)