12時43分時点の日経平均は138円安の3万9,322円、TOPIXは4ポイント高の2,769ポイント。
日本は米国から輸入する牛肉や果物などに高い関税を掛けているが、米国が相互関税として日本から輸入にしている農産物に同じ関税率を課したとしても、米国への輸出量が少ないため、悪影響は小さいとみられてきた。
しかし、トランプ大統領は各種規制などの非関税障壁も、相互関税を課す際の判断材料とする考えを示した。
非関税障壁は、関税以外の方法で貿易の制限につながる各国のルールのことで、輸入数量制限や補助金、製品の安全基準や認証制度など多岐にわたる。
野村総研では、米国政府は長年、米国製自動車の対日輸出が伸びない理由として、車検制度など日本の自動車輸入の非関税障壁を挙げてきたため、日本から輸入する自動車への関税引き上げを実施する可能性が出てきた点には注意が必要と述べている。
フジクラと古河電工が続落となり、防衛関連も安い。
住友林業は足元の利益成長ペースが想定より鈍化していることで売られた。
三井海洋開発は好決算で大幅高。
大倉工業(4221)は今期の2桁営業増益予想で大幅高となった。
業種別下落率上位は非鉄、紙パルプ、水産農林、繊維、鉱業で、上昇率上位は電機、その他製品、電力ガス、情報通信、輸送用機器。(W)