10時5分時点の日経平均は472円高の3万7,856円、TOPIXは19ポイント高の2,660ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,366、下落銘柄数は253。出来高は5億7,185万株、売買代金は1兆1,558億円。
日経平均は一時545円高の3万7,933円となった。前日の下げ幅674円に対して8割を修復した。
レーザーテックやメルカリ、東京電力、さくらインターネットが買われた。
経済産業省は、中小企業の事業承継を狙った悪質な営業行為などを排除するため、仲介業者によるM&A(合併・買収)の指針を月内にも改定する方針で、手数料の算定基準の公開を義務づけると報じられた。悪質な業者が排除されるという期待から、M&A総研(9552)、M&Aキャピタル、日本M&Aセンターが高い。
一方、セブン&アイは反落。セブン&アイに買収提案したクシュタールの米国でのシェアは3.8%。米国でのセブンイレブンのシェアは8.5%。
中期経営計画で海外コンビニはM&Aを含めた成長戦略の要となる事業であり、買収提案の受け入れには慎重な姿勢となることが想定されると岡三証券では解説した。
業種別上昇率上位は紙パルプ、精密、陸運、サービス、情報通信で、下落率上位は海運、銀行、卸売、鉄鋼、小売。(W)