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速報・市況2024年9月2日

☆[概況/10時] 上げ幅を縮めた

10時0分時点の日経平均は233円高の3万8,878円、TOPIXは9ポイント高の2,722ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は641、下落銘柄数は933。出来高は4億8,525万株、売買代金は1兆534億円。
日経平均は3万9,080円(432円高)を高値に上げ幅を縮めた。
みずほ証券では、日経平均がNYダウをアンダーパフォームしているのは、(1)FRBの利下げと日銀の追加利上げ期待を背景とする円高ドル安傾向、(2)米国経済のリセッション懸念からソフトランディング期待へのシフト、(3)日経平均は東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループなど半導体関連株の比重が高いことが理由だろうと解説。
そして、再び4万2,224円の史上最高値を更新するきっかけとしては、(1)早ければ、9月27日の自民党総裁選で改革派とみられる候補者が総裁に就任する、(2)10~11月の中間決算で業績上方修正と株主還元の増加、(3)セブン&アイの取締役会がカナダ企業による買収提案を受け入れるほか、富士ソフトのようなMBO(経営陣が参加する買収)発表の増加などを背景にコーポレートアクションが増えて、日本企業の割安さに対する評価が高まることを挙げている。

アドバンテストやIHI、村田製作所、東京電力が買われている。
トリケミカル研究所(4369)は業績予想の上方修正が好感された。
一方、レーザーテックはもみ合いとなり、ディスコは反落。メルカリも利食い売りに押された。

業種別上昇率上位は非鉄、輸送用機器、銀行、鉄鋼、鉱業で、下落率上位は医薬品、陸運、食品、不動産、建設。(W)

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