TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/10時] 消費者物価上昇で日銀利上げ観測から円高進行、日経平均は一時3万8000円割れ
速報・市況2024年11月29日

☆[概況/10時] 消費者物価上昇で日銀利上げ観測から円高進行、日経平均は一時3万8000円割れ

10時8分時点の日経平均は319円安の3万8,029円、TOPIXは16ポイント安の2,670ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は494、下落銘柄数は1,071。出来高は4億9,953万株、売買代金は9,927億円。
取引開始前に発表された11月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数が108.3となり、前年同月比2.2%上昇した。伸び率は10月の1.8%上昇から増加し、市場予想の2.1%上昇を小幅上回った。
電気代が9.7%上昇し、ガス代は6.9%上昇だった。
生鮮食品を除く食料はコメの価格高騰を受け、4.0%上昇し、うるち米(コシヒカリを除く)は64.2%上昇した。

物価上昇を受けて、12月18日~19日に開催される日銀金融政策決定会合で利上げ見通しが強まり、円が買われ、円相場は1ドル=150円台中盤となり、日経平均は一時3万8,000円を下回った。

東京エレクトロンやトヨタ、ファナックが売られ、DMG森精機や安川電機、太陽誘電が年初来安値を更新した。
円高メリットでニトリは買われた。
ワールド(3612)は三菱商事ファッションを買収することで相乗効果が期待され大幅高となった。

業種別下落率上位は輸送用機器、精密、機械、卸売、電機で、上昇率上位は電力ガス、保険、繊維、銀行、空運。(W)

関連記事