10時1分時点の日経平均は179円高の3万8,283円、TOPIXは5ポイント高の2,642ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は663、下落銘柄数は892。出来高は6億653万株、売買代金は1兆1,899億円。
日経平均は朝方の392円安の3万7,712円を安値に押し目買いが入り、反発となった。
米国の電気自動車メーカーのテスラは、イーロン・マスクCEOが、来年の納車台数の伸びが20～30％になるとの見通しを示し、時間外取引で11％高となった。
今晩の米国株の反発期待で、日本株にも買いが入った模様。
東京エレクトロンとアドバンテストが3日ぶりに反発し、ファーストリテイリングは4日ぶりに反発。
IHIは5日ぶりに反発した。
バンダイナムコ(7832)は通期の業績予想の上方修正が好感された。6月発売の「ELDEN RING」DLCの販売好調、2周年を迎えた「ワンピースカードゲーム」を始めとしたカードゲームの好調、5月リリースの「学園アイドルマスター」の貢献が寄与した。
ヘアケア製品のI-neは、化粧品のトゥヴェールを子会社化すると発表し、急騰した。
一方、東京地下鉄は反落。
ソフトバンクグループは下落した。出資する英半導体設計会社アーム・ホールディングスは、長年のパートナーである米クアルコムにアームの知的財産をチップ設計で使用することを認めていたライセンスを取り消す方向と報じられ、アームが下落したことが響いた。

業種別上昇率上位はその他製品、電機、倉庫運輸、サービス、食品で、下落率上位はゴム、電力ガス、海運、輸送用機器、非鉄。（W)