2時1分時点の日経平均は62円高の3万9,443円、TOPIXは4ポイント安の2,738ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は658、下落銘柄数は944。出来高は17億8,792万株、売買代金は3兆8,255億円。
週末の手控えで、日経平均はもみ合い。
前日の米国で金融株が売られたが、長期金利の上昇で投資有価証券に大きな含み損を抱えるという懸念もあるようだ。
長期金利が今後もさらに上昇するようならば、含み損の膨張による金融システム不安につながる恐れがあると解説も聞かれた。
川崎重工は前引け後に上期決算を発表し、通期の最終利益予想を下方修正したが、悪材料出尽くしという見方で切り返し、売買代金トップで買われている。
米国で求人検索サイト「インディード」を運営しているリクルートは、トランプ政権の「バイ・アメリカン(米国製品を買う)」と「ハイヤー・アメリカン(米国人を雇用する)」の促進により、恩恵を受けるという見方から一時1万円に乗せた。
一方、フジクラやディスコ、トヨタが売られた。
アシックス(7936)は通期予想を上方修正したが、サプライズがなく下落した。
業種別上昇率上位はサービス、情報通信、精密、小売、陸運で、下落率上位は紙パルプ、輸送用機器、ゴム、鉱業、ガラス土石。(W)