TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/‭2時] アドバンテストは対中リスクが相対的に低いため堅調
速報・市況2024年9月2日

☆[概況/‭2時] アドバンテストは対中リスクが相対的に低いため堅調

2時5分時点の日経平均は16円高の3万8,654円、TOPIXは1ポイント安の2,711ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は527、下落銘柄数は1,069。出来高は10億4,673万株、売買代金は2兆4,189億円。
円安一服に加え、中国が日本政府に対し、中国企業への半導体製造装置の販売と関連サービスの提供をさらに制限すれば、厳しい経済的報復措置を講じると示唆しているとブルームバーグが報じたことも警戒され、後場の日経平均は小幅安となった。
日本側が抱く具体的な懸念の一つは、新たな半導体規制に反発した中国が自動車生産に不可欠な重要鉱物へのアクセスに制約を加える可能性があることだと伝えている。

レーザーテックやディスコ、TOWA、SCREENなどの半導体関連が売られているが、アドバンテスト(6857)は堅調。中国の売上構成比は第1四半期で26%と、4~5割が珍しくない半導体製造装置企業と比較して低く、過去の規制で輸出規制の対象にテスターが直接挙げられる可能性は相対的に低いことが要因。

日経平均は後場、一時171円安の3万8,476円となったが、もみ合い水準に戻した。
医薬品と海運が安いが、フジクラや住友電工、住友鉱山は高い。

業種別上昇率上位は非鉄、銀行、証券、ノンバンク、輸送用機器で、下落率上位は医薬品、海運、陸運、食品、不動産。(W)

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