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速報・市況2024年12月27日

☆[概況/2時] 上げ幅拡大。業界再編型の経営統合が増えるという期待も

2時2分時点の日経平均は644円高の4万212円、TOPIXは29ポイント高の2,796ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,229、下落銘柄数は370。出来高は14億3,440万株、売買代金は2兆8,037億円。
台湾の鴻海精密が日産の買収に関心を示したため、日産はホンダとの経営統合に踏み切り、12月23日に協議を始めることで合意したと発表した。
12月27日には、ニデックが牧野フライスにTOB(株式公開買付)を提案すると発表したが、牧野フライスからの同意は得ていないままの発表だった。
日本M&Aセンターでは、グローバルでの競争を意識した時、日本の企業は規模が小さいため、業界再編型の経営統合が増えると予想している。

大型のM&Aが投資家心理を刺激したことや、新年受渡日となったため、新NISAによる買いも期待され、日経平均は上げ幅を拡大し、一時743円高の4万312円となった。
ディスコやアドバンテストが買われ、リコーが年初来高値。
さくらインターネット(3778)は、次世代半導体の量産を目指すラピダスが協業を検討していると報じられ買われた。
業種別上昇率で医薬品が首位なのは科研製薬の影響。
一方、日産は日経新聞が「ホンダとの統合比率はおよそ5対1が協議の出発点となりそうだ」と伝えたため売られた。三菱自動車も安い。

業種別上昇率上位は医薬品、鉄鋼、電力ガス、サービス、空運で、下落は鉱業、ゴム。(W)

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