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速報・市況2024年9月30日

☆[概況/2時] 小選挙区は野党の草刈り場という見方も

2時14分時点の日経平均は1,973円安の3万7,856円、TOPIXは97ポイント安の2,643ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は123、下落銘柄数は1,504。出来高は15億8,433万株、売買代金は3兆5,669億円。
日本個人投資家協会の木村喜由氏は、民主党の代表選で野田氏が勝っていなければ、総選挙での与党惨敗の構図はリアリティーを持たず、高市氏が勝っていたかもしれないと解説している。
しかし、国会での論戦あるいは政権運営の現場では、靖国参拝を宣言している高市氏では行き詰るのは見えており、政治改革を求める一般国民の意をくんだ野田氏率いる野党連合に太刀打ちできず、1年以内に連続する衆院選、参院選、都議選で大惨敗する未来が見えるため、自民党の国会議員が石破氏の支持に回ったと推測している。
とはいうものの、野党が「相手は裏金議員」というスローガンを掲げれば、今回の小選挙区は野党の草刈り場になるのが見えているという。
立憲民主党と国民民主党が選挙協力し、関西では維新に対立候補をなるべく出さない代わりに、その他地区では維新が候補を最小限に絞り、事実上合同候補として小選挙区に向かう。そういう作戦なら与野党逆転はありうると指摘している。
それを防ぐには石破首相が国民が納得できるルールで裏金議員に対する処分案を提示する必要があるが、難事なので、最初から崖っぷちに立つことになると述べている。

後場の日経平均は下げ幅を拡大。
トヨタやソシオネクストや東電がやや下げ幅を広げた。
一方、ニチレイ(2871)は上げ幅を拡大。SMBC日興証券では、内需食品株の中で最も選好度合いが高いと解説している。加工食品は投資回収局面へ突入する中、ROIC(投下資本利益率)の経営強化による売上収益の拡大と収益性の改善が、想定以上に業績に貢献しつつあるからだという。

業種別下落率上位は輸送用機器、不動産、証券、電力ガス、電機で、上昇は銀行。(W)

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