2時5分時点の日経平均は384円安の3万8,258円、TOPIXは19ポイント安の2,692ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は691、下落銘柄数は891。出来高は12億4,601万株、売買代金は2兆6,395億円。
午前中の植田日銀総裁の講演で、追加の利上げについて金融政策決定会合ごとにリスクとなる要因を慎重に点検していく必要があるという考えを示したため、早期利上げ観測が後退し、円安に振れた。
これを受けて、前場の日経平均は一時3万8,548円(94円安)まで下げ幅を縮めた。
200日移動平均線(3万8,527円)の水準で、戻りが阻まれたため、その後は再び下向きとなり、後場は前引けより下の水準。
三菱重工やレーザーテック、フジクラが売られ、中外製薬など医薬品株の下げが目立つ。
求人情報サイトのエン・ジャパン(4849)が年初来安値。求人サイト+エンゲージで2四半期連続の減収がマイナス視されている。
投資用マンション開発のミガロHDは、流通株式比率向上のために計画していた社長の株式売却を取り止めたと発表し大幅高となった。
業種別下落率上位は医薬品、機械、銀行、電機、サービスで、上昇率上位は海運、紙パルプ、鉄鋼、陸運、倉庫運輸。(W)