2時5分時点の日経平均は422円高の3万9,553円、TOPIXは29ポイント高の2,763ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,194、下落銘柄数は391。出来高は13億4,270万株、売買代金は2兆5,240億円。
本日は年内受け渡し最終売買日で、節税を意識した換金売りが一巡するという見方で、日経平均は上げ幅を拡大した。
東海東京インテリジェンス・ラボは2025年の株式需給について、自社株買いを18兆円と想定。
個人投資家は新NISAの効果継続を見込み2兆円の買いと予測。
親子上場の廃止やMBO(経営陣が参加する買収)などで市場から退出する銘柄から残された銘柄への再投資分を1.5兆円としている。セブン&アイのMBO次第ではこの金額はもっと大きくなる可能性もある。
これ以外の細かい金額も合わせると需要サイドは全体で22兆円。
供給サイドでは、政策保有株の売却が金融機関と事業法人の合計で9兆円。
年金のリバランスの売りが4兆円。
増資や新規上場は1.5兆円。
これに細かい売りを合わせると合計15.3兆円となる。
需要サイドと供給サイドのギャップは6.7兆円となり、これが日本株の押し上げに寄与すると見ている。
後場の日経平均はじり高が続いている。
トヨタやフジクラ、日産が買われ、積水化学や三越伊勢丹が高い。
中国政府の景気刺激策を受けて、良品計画(7453)が年初来高値を更新した。
一方、エーザイが安い。
業種別上昇率上位は輸送用機器、非鉄、卸売、保険、鉄鋼で、下落は空運と医薬品。(W)