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速報・市況2024年7月5日

☆[概況/2時] ETFによる分配金捻出の売りは織り込まれたが、分配金取り後の利食いにも注意

2時0分時点の日経平均は58円安の4万859円、TOPIXは13ポイント安の2,885ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は318、下落銘柄数は1,280。出来高は12億487万株、売買代金は2兆9,233億円。
上場投資信託(ETF)の決算は7月8日と10日が多く、投資家への分配金を捻出するための売りが、1兆2,600億円ほど出てくると推計されている。
こうしたETFによる分配金捻出のための売りは相場に織り込み済みという見方があるが、大和証券では分配金を受け取った後に銀行がETFを売却してくるため、日経平均はさえないことが多いと解説している。
ETFの分配金は業務純益などの質の高い利益とされ、会計上・銀行規制上の見栄えが良いが、逆に分配金取り後は売却しやすいと指摘している。

ディスコとアドバンテスト、太陽誘電が売られ、海運株も安い。
一方、コナミグループが年初来高値を更新。パリオリンピックが7月26日に開催されるので、日本選手の活躍を目にした子どもたちのスポーツクラブへの入会が増えると期待されている。
サムスン電子の4~6月期の速報を受けて、サムスン電子の半導体を販売しているトーメンデバイス(2737)が最高値を更新した。

業種別下落率上位は海運、輸送用機器、電力ガス、非鉄、鉄鋼で、上昇はサービス、医薬品、小売、その他製品、不動産。(W)

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