4月28日の米国株式市場でNYダウは続伸、ナスダックは3日続伸。
第1四半期の雇用コスト指数が前期比1.2%上昇し、22年第4四半期の1.1%から拡大し、市場予想の1.1%上昇も上回ったため、米国株は下落して始まったが、4月のシカゴ購買部協会景気指数が48.6と 43.8から上昇し、市場予想の43.5を上回ったことで景気不安が後退した。
ビザやホームデポ、ディズニーといった消費関連やキャタピラーなど景気敏感株が買われた。
ファースト・リパブリック・バンクは、連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれる公算が大きいというCNBCの報道で売られ、安値更新となった。
インテルの1~3月期決算は2四半期連続の赤字だったが、年後半にフリーキャッシュフローが回復し、粗利益率も拡大し始めるという見通しを示したことで買われた。
その他、パソコン業界全般について、今年の出荷台数は2億7千万台、将来的には年3億台程度に増加するという見通しを述べた。
NYダウ工業平均は前日比272ドル(0.80%)高の34,098ドル。ナスダック総合指数は前日比84ポイント(0.69%)高の12,226。S&P500指数は前日比34ポイント(0.83%)高の4,169。
NYダウ採用銘柄はインテル、ディズニー、ホームデポなどが買われ、IBMとウォルマート、アムジェン、P&Gは下落。上昇は26銘柄、下落は4銘柄。