5月18日の米国株式市場は続伸となった。
ダラス地区連銀のローガン総裁は、インフレ率が高すぎる水準にあり、6月に利上げを一時停止できるほど急速に鈍化していないことを懸念していると述べた。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は、インフレ制御に向け、幾分か金利を引き上げるという保険をかけておくことが正当化される可能性があると発言した。
これらの発言を受け、FRBによる利上げ継続観測から、NYダウは中盤に208ドル安となったが、債務上限問題に対する懸念が後退しているため、終盤に持ち直した。
ウォルマートは通期の利益予想を引き上げたことで買われた。
ナスダックではエヌビディアやAMDが買われた。
動画配信サービスのネットフリックスは、広告付き低価格プランの月間アクティブユーザーが導入後6カ月で500万人に達したと発表し急騰した。
NYダウ工業平均は前日比115ドル(0.34%)高の33,535ドル。ナスダック総合指数は前日比188ポイント(1.51%)高の12,688。S&P500指数は前日比39ポイント(0.94%)高の4,198。
NYダウ採用銘柄はインテル、セールスフォース、ナイキなどが買われ、P&Gやユナイテッドヘルス、メルクなどが売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。