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概況/米国市場2023年6月1日

☆5月31日の米国株式市場は下落。雇用動態調査の増加で利上げ警戒

5月31日の米国株式市場でNYダウは続落。
労働省が発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が35万8千件増の1,010万3千件となり、市場予想の937万5千件を上回った。
FRBが6月13日~14日に開催するFOMCで利上げを実施するのではないかという見方から、NYダウは一時303ドル安となったが、フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁が現時点で利上げ停止を支持していると述べたことを受けて、下げ幅を縮めた。

ホームデポやターゲットが売られ、シースリー・エーアイも反落。
セールスフォースやスノーフレークは高い。

ナスダックは4日ぶりに反落。エヌビディアが反落し、AMDは続落。

一方、インテルは最高財務責任者(CFO)が第2四半期の売上高は予想レンジの上限を達成する見込みと述べたことで買われた。
「インテルのファウンドリー事業は人工知能(AI)市場向けの製品を持つ顧客に半導体ウエハーを提供できるため、インテルはAIブームに乗ることができる」と述べた。
エヌビディアのCEOも「インテルと彼らのファウンドリサービスで製造することをオープンに話し合っており、最近次世代プロセスのテストチップの結果を受け取ったが、それは良好に見えた」と発言した。

NYダウ工業平均は前日比134ドル(0.41%)安の32,908ドル。ナスダック総合指数は前日比82ポイント(0.63%)安の12,935。S&P500指数は前日比25ポイント(0.61%)安の4,179。

NYダウ採用銘柄は3M、ホームデポ、トラベラーズなどが売られ、インテルやベライゾン、セールスフォースなどが買われた。上昇は13銘柄、下落は17銘柄。

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