6月1日の米国株式市場は反発。
下院が「財政責任法案」を可決したことで、債務不履行(デフォルト)回避が前進した。
5月のISM製造業景況感指数は46.9と4月の47.1から悪化し、市場予想の47.0も下回った。7カ月連続で拡大・縮小の分岐点となる50を下回ったため、利上げ観測も緩和した。
JPモルガン・チェースやビザが買われた。
顧客管理ソフトウェアのセールスフォースは5~7月の受注残見通しを10%増としたが、アナリスト予想は11%余りの増加だったため下落した。
ディスカウトストアのダラーゼネラルは通期予想を下方修正したため急落した。
ナスダックはエヌビディアが反発し、メタ・プラットフォームズが6日続伸。
NYダウ工業平均は前日比153ドル(0.47%)高の33,061ドル。ナスダック総合指数は前日比165ポイント(1.28%)高の13,100。S&P500指数は前日比41ポイント(0.99%)高の4,221。
NYダウ採用銘柄はアメリカン・エキスプレスやビザ、ホームデポなどが買われ、セールスフォースやアムジェン、ゴールドマン・サックスなどが売られた。上昇は23銘柄、下落は7銘柄。