6月13日の米国株式市場でNYダウは6日続伸、ナスダックは4日続伸。
5月の消費者物価指数が前年同月比4.0%上昇し、4月の4.9%上昇から鈍化したため、FOMCでの利上げ見送り観測が強化された。
AI関連のシースリー・エーアイが大幅高となった。
中国人民銀行が短期金利と常設貸出制度金利を引き下げたことや、中国政府が不動産や内需を支えるために広範囲にわたる景気刺激パッケージを検討していると報じられたことでキャタピラーが買われた。
ナスダックではテスラが13日続伸。米国の利上げ見送り観測と中国の景気刺激策への期待が支えとなった。
AIブームで大手ハイテク企業や新興企業がAI技術に多額の資金を投じているため、AI 開発等で利⽤されるGPUでシェア80%程度を握っているエヌビディアはこうした投資の恩恵を受け、時価総額が1兆ドルを超えた。
NYダウ工業平均は前日比145ドル(0.43%)高の34,212ドル。ナスダック総合指数は前日比111ポイント(0.83%)高の13,573。S&P500指数は前日比30ポイント(0.69%)高の4,369。
NYダウ採用銘柄はキャタピラー、ダウケミカル、インテルなどが買われ、セールスフォースやビザ、ボーイングなどが売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。