6月16日の米国株式市場は反落。
FRBのウォラー理事が「インフレ低下に向け、おそらくもう少し引き締める必要があるだろう」と述べ、リッチモンド連銀のバーキン総裁は「インフレ率が鈍化しない場合は一段の利上げを実施に前向きだ」と発言した。
19日が奴隷解放記念日の「ジューンティース」の祝日となるため、3連休を控えた手仕舞い売りにより、ナスダックは7日ぶりに反落した。
NY証券取引所ではユナイテッドヘルスが反落し、ウォルマートやオキシデンシャル・ペトロリウムが売られた。
ナスダックでは、マイクロソフト(ナスダック上場でNYダウ採用)やAMDが売られた。
こうした中、ロボット掃除機「ルンバ」を製造販売しているアイロボットは、アマゾンがアイロボットを買収することを英競争当局が承認したため急騰した。EUの競争法当局は7月6日までに買収認可の是非を決定し、米連邦取引委員会(FTC)も審査中。
NYダウ工業平均は前日比108ドル(0.32%)安の34,299ドル。ナスダック総合指数は前日比93ポイント(0.68%)安の13,689。S&P500指数は前日比16ポイント(0.37%)安の4,409。
NYダウ採用銘柄はディズニーやマイクロソフト、ユナイテッドヘルスなどが売られ、ウォルグリーン、インテル、ビザなどが買われた。上昇は15銘柄、下落は15銘柄。