6月22日の米国株式市場でNYダウは下げ渋り、ナスダックは4日ぶりに反発。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5日ぶりに反発した。
NYダウは一時116ドル安となったが、医療保険のユナイッテッドヘルスや製薬企業のイーライリリーといった不況抵抗力のあるディフェンシブ株とソフトウェア企業のセールスフォースとスノーフレークといったハイテク株が買われたことで下げ渋った。
ただ、パウエルFRB議長が上院銀行委員会での証言で、大手銀行は資本要件の約20%引き上げを課される可能性があると発言したため、バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースは売られた。
ナスダックではアマゾンは生成人工知能(AI)について、クラウドサービスの顧客企業の導入を支援するため新たに1億ドルを投じると発表したことで買われた。
アルファベットも高い。
一方、エヌビディアは小幅安。
NYダウ工業平均は前日比4ドル(0.01%)安の33,946ドル。ナスダック総合指数は前日比128ポイント(0.95%)高の13,630。S&P500指数は前日比16ポイント(0.37%)高の4,381。
NYダウ採用銘柄はメルクやマイクロソフト、セールスフォースなどが買われ、ボーイングやJPモルガン・チェース、IBMなどが売られた。上昇は17銘柄、下落は13銘柄。