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コラム2021年2月4日

【本日のマーケット】2月4日(木)

2月4(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウはもみ合いの中、小幅上昇。国債の増発観測で長期金利が上昇し、金融株が買われたが、バイオ製薬のアムジェンは2021年12月期の業績見通しがアナリスト予想を下回ったため売られた。NYダウは36ドル高(0.12%高)の30,723ドル。ナスダックでは、アマゾンがCEO交代を発表したことで売られた。一方でグーグルの親会社のアルファベットは10~12月期が23%増収、43%増益となり、アナリストから目標株価の引き上げが相次いだことで買われた。ナスダック総合指数は前日比2ポイント安(0.02%安)の13,610ポイント。

本日の東京市場は、前日まで3日続伸となっていたことから利益確定の売りが先行し反落でのスタート。日経平均に対してTOPIXは底堅さを見せた。この日の主役はソニー。通期純利益見通しが初の1兆円乗せとなったことで人気化し、売買代金は断トツの1位。上昇幅は10%超となる場面も見られた。日経平均は後場から下げ幅を広げ、昨日の上昇分を打ち消したが、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。大引けの日経平均は304円安の2万8,341円。売買代金は2兆8,045億円。TOPIXは5ポイント安の1,865ポイント。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小幅反落。シンバイオ製薬、テクノホライゾンが下落。一方でMipoxや出前館、ジオマテックは上昇。マザーズ指数は小幅に4日続伸。ミンカブやメルカリ、イグニスが上昇。アンジェスは高血圧DNAワクチンの安全性が確認され物色された。対して、文春にも掲載されたメドレーは代表取締役の辞任が嫌気された。バルミューダや識学も下落。

チャート上では、昨日の上昇で開けたギャップ(窓)を埋める下落。右肩上がりの25日移動平均線や上昇を見せ始めた5日移動平均線の上方に位置しており、短期急騰の調整の範囲内。

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ソニー人気集中、驚きの好決算に10%高
日本証券新聞2月5日(金)紙面1面TOP記事掲載

時価総額17位→12位→7位→5位→4位、そして3位!!

4日の日経平均は一時320.61円安。ただし、エムスリー、東エレク、アドテストなど一連の値がさ株安を受けたもので、騰落銘柄数には、さほどの開きはない。そうした状況下、日経平均採用値がさ株でも際立った動きを見せたのがソニー(6758)。何せ一時10.8%高まで買われ、売買代金断トツの好人気。日経平均寄与度もプラス36円強となった。

ソニー買いの材料は3日引け後発表の決算サプライズにある。昨年11月12日発売のプレイステーション(PS)5は巣ごもり人気から依然品薄状態とはいえ、10~12月といえば販売促進費負担のかさむタイミング。同期のアナリストコンセンサス(12社)は33%営業減益予想だったが、フタを開けてみれば20%増益での着地。今3月期予想についても、事前の17%減益から11%増益に引き上げてきた。「全事業で上方修正」「純利益、初の1兆円超へ」と景気のいいメディア報道が相次ぎ、アナリストからも「中期成長への戦略も進展」(SMBC日興証券)などポジティブなコメントが続いた。

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今日の市況概況
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2月4日(木)☆[概況/大引け]

日経平均は反落。花王が売られ、日本電産、村田製作、東京エレクが続落。ソニーが急騰し、証券株が高く、東電やNTT、Jフロントなどの出遅れ株も上昇

大引けの日経平均は28,341.95円の304.55円安、TOPIXは1,865.12ポイントの5.97ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,116、値下がり銘柄数は984。出来高は13億4,443万株、売買代金は2兆8,045億円。
日経平均は4日ぶりに反落した。

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