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コラム2021年2月24日

【本日のマーケット】2月24日(水)

2月24(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは小幅高。中盤まで下落していたが、FRB議長が議会証言で「金融政策は緩和的で、緩和的であり続ける必要がある」と述べたため小幅高に浮上。NYダウは15ドル高(0.05%高)の31,537ドル。ナスダックは続落。ビットコインの下落を受けて保有価値の目減りが警戒されたテスラが続落。半導体関連のエヌビディアも安い。ナスダック総合指数は前日比67ポイント安(0.50%安)の13,465ポイント。

祝日明けの東京市場は反落でのスタート。日本が祝日中の米国市場で、長期金利の上昇からIT・ハイテク株中心に売られたことを嫌気し売り先行の展開。PERが高いナスダック総合指数が大幅に下落したことから、ソフトバンクグループやソニー、東京エレクトロン等が大幅に下落し日経平均は3万円の大台割れ。また、日銀のETF買いの見送りも失望を呼び、下値模索の展開となり、安値引け。大引けの日経平均は484円安の2万9,671円。売買代金は3兆4,613億円。TOPIXは35ポイント安の1,903ポイント。

新興市場も共に下落。ジャスダック平均は反落。フェローテックや出前館、Eストアーが売られた。一方で外食店運営のフジタコーポが上昇。ジオマテックは車載ディスプレイガラス向けの能力増強を材料視し急騰。マザーズ指数は大幅下落。直近IPO銘柄のQDレーザやWACUL、アクシージアが売られ、BASEはSBI証券が投資判断を「売り」に引き下げたことで大幅安。対して、和心や旅行関連のベルトラは上昇。

チャート上では、ギャップダウンから安値引けとなり陰線丸坊主。一目均衡表の転換線(3万41円)も割り込み、目先調整色が色濃くなった。

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鈴木一之 マーケットレポート 世界経済活発化を象徴する銅市況
日本証券新聞2月25日(木)紙面1面記事掲載

インフレに危うさも、バブルには非ず

世界中の経済が活発に動き始めています。銅市況が高騰を続けていることからもその点をうかがい知ることができます。ロンドンの銅価格は今週初めにトン当たり9,000ドルの大台を超え、9,067ドルを付けました。

直近の最安値は2020年3月末の4,617ドルです。コロナ危機で世界中のリスク資産から資金が逃げ出した時に記録した水準ですが、そこから2倍近くになりました。同じように一番最近のピークは18年6月初旬の7,261ドル、さらに18年1月初旬の7,180ドル。これらは世界経済がピークを付ける動きを先取りした当時の高値とみられますが、その頂点をあっさりと更新しています。

昨年11月の米大統領選の投開票をきっかけにリバランスを再開した世界の巨額の緩和マネーは、株式市場を押し上げることにより供給の限られる一次産品市場にも流れ込んでいます。銅に限らず、アルミ、ニッケル、亜鉛、鉛など主だった非鉄市況が軒並み上昇を続けています。原油価格まで、WTI先物が60ドルの大台を超えるまでに回復しました。コモディティ市況を見るにつけ、明らかに世界を取り巻く状況は大きく変わっています。

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今日の市況概況
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2月24日(水)☆[概況/大引け]

日経平均は484円安の2万9,671円と安値引け。NASDAQ下落と日銀ETF買い入れ見送り観測が響いた。ハイテク株が売られ、旅行関連や不動産と百貨店は高い

大引けの日経平均は29,671.70円の484.33円安、TOPIXは1,903.07ポイントの35.28ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は605、値下がり銘柄数は1,523。出来高は15億7,041万株、売買代金は3兆4,613億円。
日経平均は反落した。祝日中のNASDAQ下落が影響し、ソフトバンクグループやソニー、日本電産、村田製作、レーザーテックなどハイテク株が売られた。

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