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コラム2020年4月15日

【本日のマーケット】

4月15日(水)のマーケット                                                                   

前日の大幅上昇から日経平均は小幅に反落。1万9,500円近辺での値動きが続きましたが、依然続くコロナウイルスの感染拡大への警戒感と107円台割れ寸前での円高推移でマイナス圏での動きとなりました。後場には一時プラス圏となりましたが、本日は日銀のETF買いが1202億円入っており、この買いが下支えとなった模様です。また、公明党の山口代表が新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加の経済対策として、所得制限なしで国民1人当たり現金10万円の給付を実現するよう要請し、安倍首相は「方向性を持って検討する」と応じたと報じられたことも好感されました。TOPIXは小幅に続伸です。ジャスダック平均は8連騰、マザーズ指数は3連騰と新興市場の底堅さが感じられます。

チャート上では5日移動平均線がサポートラインとして機能した格好。

本日は任天堂(7974)が「ニンテンドースイッチ」の出荷再開が好感され大幅上昇。売買代金第2位と商いを伴って上放れ、昨年12月高値4万7,000円まであと70円と急接近。今月に入って、証券各社のレーティングも相次いで5万円台の目標株価設定となっております。

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【羅針盤は今】

日本証券新聞4月16日(木)紙面1面記事掲載

・NYダウと日経平均 関門にトライ 「コロナ禍・最悪期」脱出を模索

「相場は、相場に聞け」――。新型コロナウイルスの感染拡大や景気の急降下、世界大恐慌の再来懸念など、連日、悪材料が大洪水のように押し寄せているが、株価は抵抗。内外の主要株価指数をチャートで見ると、むしろ、逆流を押し返す奮戦ぶりを発揮している。相場の羅針盤、といわれるチャートのこうした動きは、何を示唆しているのか。ひと言でいえば、コロナ禍・最悪期から抜け出そうとする相場的胎動だ。

NYダウは現地時間14日、取引時間中に2万4,040ドルまで上昇(終値は558ドル高の2万3,949ドル)し、9日に付けた戻り高値2万4,008ドルを更新した。既に9日時点でザラバベースでの2月高値からの下げ幅の半値戻しライン2万3,890.5ドルを超え、短期的な下値切り上げトレンドを形成している(チャート参照)。次の関門は、2月下旬の暴落第1波で付けた2万4,681ドル(2月28日)。ここからが正念場だが、仮にこのレベルを乗り越えると、相場の視界はいっそう開けてくる。

日経平均(日足)と一目均衡表

一方、日経平均はどうか。日足・一目均衡表で見ると、転換線や基準線を上回り、相場の斥候(せっこう)、つまり状況をいち早く探る兵士のような役割を果たすとされる遅行スパン(現在の株価を26日前に戻したもの)は、もう一歩で「好転」する。

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今日の市況概況
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4月15日(水)☆[概況/大引け]

日経平均は反落。IMFの経済見通し下方修正と時間外取引でNYダウ先物下落が影響

大引けの日経平均は19,550.09円の88.72円安、TOPIXは1,434.07ポイントの0.56ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は556、値下がり銘柄数は1,574。出来高は14億8,903万株、売買代金は2兆5,279億円。
IMFが世界経済見通しを下方修正したことで、日経平均は反落した。
追加経済対策で、所得制限なしに国民1人当たり現金10万円の給付の実現が期待され、後場はもみ合い水準に戻したが、円高進行と時間外取引でNYダウ先物が下落したことが響き、終盤再び弱含んだ。

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