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コラム2020年4月23日

【本日のマーケット】

4月23日(木)のマーケット                                                                   

本日の東京市場は、前日のNYダウの456ドル高や原油市況の反発、また日銀による追加の金融緩和観測報道もあり買い優勢でのスタートとなりました。日経平均は1万9,300円台での推移が続きましたが、後場に買い進まれ、291円高の1万9,429円と高値引けとなり4日ぶりの反発。陽線高値引けとなるのは2日連続。東証33業種中32業種が上昇。ただ、商いは薄く、東証1部の売買代金は2兆円割れです。

新興市場も反発。ジャスダックではオリコンが大幅高。ザインエレクはマスク着用でも顔認証・体温検知が出来るシステムが注目され急騰です。マザーズではメドレックスがストップ高。ピアズもストップ高です。サイバーセキュリティクラウドは続落。

陽線高値引けとなっており、明日以降に期待を抱かせるチャートです。5日移動平均線を上抜けるかがポイントです。

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【“後場高”習性が鮮明】

日本証券新聞4月24日(金)紙面1面記事掲載

・背景はやはり日銀ETF

“後場高”習性が指摘される。前々週以降の日経平均騰落を「前場」と「後場」に分解してみたところ、表の通り、前場の(前日比)5勝8敗に対し、後場は(前場終値比)9勝4敗となった。

前場プラスとなった5回はいずれも、後場さらに上昇している。前場の方向性(上か下か)を後場も引き継ぐ流れのようにも見えるが、一方で、前場下落日のうち日銀がETF(上場投信)買い入れを行った6回中4回、後場は上昇となった。

なお、東海東京調査センターレポートによれば、年初から4月15日までの累計で、前場「4,946.82円安」に対し、後場「840.29円高」と、やはり後場高の傾向が鮮明だ。前夜の米国株や午前の中国株の動向が前場中に織り込まれ、後場は落ち着きを取り戻すといった面もあろうが、ここでも日銀ETF買いの影響が指摘される。というのは、当該期間中で、買い入れの実施された30営業日の後場は累計で「1,170.38円高」、見送られた39営業日での後場累計「330.09円安」だったとされる。

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前場・後場別の日経平均上昇幅
【前場】 【後場】
6日 △429.38円 △326.73円
7日 △232.23円 △141.65円
8日 △89.73円 △313.33円
9日 ▼84.98円 △77.51円
10日 ▼18.99円 △171.72円
13日 ▼148.76円 ▼306.34円
14日 △358.92円 △236.49円
15日 ▼117.56円 △28.84円
16日 ▼236.64円 ▼23.25円
17日 △492.15円 △114.91円
20日 ▼181.84円 ▼46.30円
21日 ▼310.35円 ▼77.99円
22日 ▼230.45円 △87.62円
5勝8敗 9勝4敗
合計 △272.84円 △1044.92円
(☆は日銀ETF買い入れ実施)

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今日の市況概況
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4月23日(木)☆[概況/大引け]

原油と米国株の反発が好感されたが売買代金は低水準。米国経済活動再開期待でホンダが上昇

大引けの日経平均は19,429.44円の291.49円高、TOPIXは1,425.98ポイントの19.08ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,866、値下がり銘柄数は263。出来高は11億7,262万株、売買代金は1兆8,927億円。
原油価格と米国株の反発が好感され、日経平均も反発したが、経済活動再開を目指す欧米に対して、日本は周回遅れのため積極的な買いは入りにくく、売買代金は低水準だった。

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