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コラム2020年4月27日

【本日のマーケット】

4月27日(月)のマーケット                                                                   

本日の東京市場は、都内の新型コロナウイルス感染者数の拡大が鈍化傾向となったことや、日銀による国債購入の上限撤廃など追加金融緩和を好感して日経平均は急反発となりました。東証33業種中32業種が上昇。連休中のため、売り買い共に板が薄い状況で、一方方向へ向かい易くなっています。東証1部の売買代金は何とか2兆円乗せとなっております。

本日のトピックはファナック。前週末大引け後に発表した決算で悪材料出尽くし感が台頭し、ザラバで1,870円高(上昇率12.5%)の1万6,725円と、3月6日以来の水準まで急騰を見せました。1月高値2万2,030円から3月安値1万2,020円までの下げ幅の半値戻り水準にあたる1万7,025円奪回も射程圏となりました。

チャート上では5日移動平均線がサポートとなり、一目均衡表の雲の中に突入となりました。2万円の大台チャレンジとなるか注目されます。因みに日経平均月足チャートで、一目均衡表の雲抜けの位置は2万590円です。

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【“後場高”習性が鮮明】

日本証券新聞4月28日(火)紙面1面TOP記事掲載

・「アク抜け」の序章 ファナック12%高

日経平均突き上げ 一時557円高 信越化、NECにも連想の波

アク抜け相場「序章」を彩る銘柄として、ファナック(6954)の存在感が一気に高まっている。週明け27日の東京株式市場は前週末の米国株高にも支援され、買い優勢の展開となり、日経平均は一時557円高となったが、個別株で圧巻だったのはファナック。前週末に発表した決算で悪材料出尽くし感が台頭し、ザラバで1,870円高(上昇率12.5%)の1万6,725円と、3月6日以来の水準まで跳ね上げ、戻りの新局面に突入。東証売買代金ランキングでもソフトバンクグループ(9984)ファーストリテ(9983)武田薬品(4502)任天堂(7974)などに次ぐ第6位に躍り出た。

ファナックが前週末(24日)引け後に開示した前3月期連結決算は本業の儲けを示す営業利益が883億5,000万円(前々期比45.9%増)と大幅に落ち込んだ。しかし、これは1月29日に打ち出した通期の着地予想806億円を77億円強、上回り、市場予想の865億円をも越えた。

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今日の市況概況
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4月27日(月)☆[概況/大引け]

日経平均は521円高の19,783円。東京都の感染拡大鈍化と日銀による社債など買入増額の資金繰り支援を好感

大引けの日経平均は19,783.22円の521.22円高、TOPIXは1,447.25ポイントの25.96ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,752、値下がり銘柄数は369。出来高は12億4,740万株、売買代金は2兆113億円。
26日の東京都の新型コロナウイルス感染者数が72人と13日ぶりに100人を下回ったことや、日銀金融政策決定会合で、コマーシャルペーパーと社債の購入上限枠を観測報道の倍増よりも拡大させ、3倍近い20兆円としたことが好感された。

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